ハン・ヒョジュ&パク・ヒョンシク主演!韓国ドラマ『ハピネス』レビュー ― タイトルはハピネスなのに、全然ハッピーじゃない(笑)

韓国ドラマ
出典:tvN公式

正直に言うと、私、このドラマ「前情報なし」で見始めたんです。
タイトルだけ見たら「ハピネス」。なんか明るい話なのかな?って思うじゃないですか。

でもサムネがめちゃくちゃ不気味(笑)
「あれ?なんだろ、このギャップ?」と思いながら再生ボタンを押したんですが…結果、いい意味で裏切られました🤭

原題 해피니스(Haepiniseu)
邦題 ハピネス -守りたいもの-
放送局 tvN(韓国)
放送期間 2021年11月5日〜12月11日
話数 全12話
ジャンル スリラー/サバイバル/パニック
監督 アン・ギルホ
脚本 ハン・サンウン
主演 ハン・ヒョジュ、パク・ヒョンシク
配信 U-NEXT、Netflix
⚠️ この記事にはネタバレを含みます。特に「個人的な感想まとめ」以降は結末に触れていますので、まだ視聴前の方はご注意ください。

★ 3.8 / 5

地獄みたいな籠城サバイバル、でも沼る。

パニック
サスペンス
人間ドラマ

ドラマ全体はすごく面白かった。でも終盤がちょっと惜しかった…というのが正直な評価です。理由は後述します。

あらすじ(ネタバレなし)

舞台はごく普通のマンション。ある日、住人の一人が原因不明の感染症状を発症したことから、マンション全体が突然封鎖されてしまいます。
外にも出られない、助けも呼べない。閉ざされた空間の中で、住民たちは感染の恐怖と、それ以上に「隣人への疑心」に追い詰められていく…というお話です。

特殊部隊員のセボム(ハン・ヒョジュ)と、同じマンションに住む幼なじみのイヒョン(パク・ヒョンシク)を中心に、極限状態の人間模様が描かれます。

タイトルの皮肉について

「ハピネス」というタイトル、正直見終わったあとに改めて考えると、かなり皮肉が効いてるなと思います。
舞台になるマンションの名前が”ハピネス”なんですが、そこで起きることは幸せとは真逆。むしろ人間の醜さが凝縮された空間になっていくんですよね。

もうタイトル詐欺じゃん(笑)って最初は思ったけど、見終わったら「あ、これはこれで皮肉として完璧だったんだな」って納得しました。

主演キャスト

実はこの作品、主演のお二人にとって「復帰作」という意味でも注目のドラマなんです。
ハン・ヒョジュさんは『W -君と僕の世界-』以来、約5年ぶりのドラマ復帰。パク・ヒョンシクさんも兵役を終えて除隊後初のドラマ出演。
そんな二人が主演で共演してるっていうだけで、ドラマファン的にはもう見どころポイントですよね。

ハン・ヒョジュ

ハン・ヒョジュ(ユン・セボム役)

代表作:『トンイ』『W -君と僕の世界-』『ムービング

警察特攻隊員という芯の強い役どころ。5年ぶりとは思えないくらい、緊迫感ある芝居がずっと続きます。

パク・ヒョンシク

パク・ヒョンシク(チョン・イヒョン役)

代表作:『力の強い女 ト・ボンスン』『ドクタースランプ』『花郎

幼なじみ&マンション住民という立場から、事件に巻き込まれていく役。除隊後初とは思えない安定感でした。

この二人、めっちゃお似合い💕 幼なじみ設定だから距離感も絶妙で、ただの恋愛要素じゃなく「信頼できる相手」って感じがちゃんと伝わってくるんですよね。

名脇役たちが凄すぎる

『ハピネス』の面白さって、正直主演の二人だけじゃないと思ってます。周りを固める名脇役たちの怪演・名演が、このドラマの魅力を何倍にも押し上げてるんですよね。

イ・キュヒョン

イ・キュヒョン(イ・スンヨン役)

代表作:『刑務所のルールブック』『なりすましの鼠』『弁論を始めます』

セボムの頼れる同僚として登場。今作では特別出演(カメオ出演)という形でしたが、頼れる相棒としての存在感は抜群でした。
『刑務所のルールブック』で薬物中毒によりいつも意識朦朧としていた人気キャラ”ヘロンイ”を演じてた方だと気づいた瞬間、ギャップにやられました。
今回はキリッとした頼もしい特殊部隊員。このギャップ、たまらないです。

イ・キュヒョン氏も好き!最近だと『なりすましの鼠』(Netflix)で刑事役を熱演されてて、そちらもすごく良かったです。
チョ・ウジン

チョ・ウジン(ハン・テソク中佐役)

代表作:『トッケビ〜君がくれた愛しい日々〜』『カマキリ』『江南Bサイド』『ナルコの神』

『トッケビ』でお茶目でダンスも踊ってた、あの愛すべきキム秘書役の方。今作では一転、感染症対策の鍵を握る冷徹でミステリアスな軍人を演じています。
何を考えているか分からない怖さと、どこか哀愁のある佇まい。演技の幅、本当にすごい。

トッケビのチョ・ウジン氏も🫶 まさかここでこの落差を見せてくるとは…と勝手に感動してました。

憎たらしいマンション住人たち

このドラマ、「感染症よりも人間の方が怖い」って思わせてくるのが本当に上手いんです。特にヘイトを集めた住人たちがこちら。

オ・ジュヒョンとパク・ミンジ

601号室:オ・ジュヒョン(ペク・ヒョンジン)/パク・ミンジ(ペク・ジュヒ)

オ・ジュヒョンは医師、妻のパク・ミンジは皮膚科医という夫婦。とにかく自分の保身しか考えてない絶対的イライラ担当。
ペク・ヒョンジン代表作:『模範タクシー』『悪魔判事』『ムービング
ペク・ジュヒ代表作:『マイネーム:偽りと復讐』『YOUR HONOR / 許されざる判事』『恋の通訳、できますか?』

クク・ヘソンとシン・ソユン

602号室:クク・ヘソン(パク・ヒョンス)/シン・ソユン(チョン・ウンソン)

お調子者の弁護士クク・ヘソンと、秘書のシン・ソユン。法律を盾に偉そうに振る舞うくせに、極限状態になると驚くほどセコい。
パク・ヒョンス代表作:『愛の不時着』『殺し屋たちの店2』『悪魔判事』『刑務所のルールブック』『賢い医師生活』
チョン・ウンソン代表作:『庭のある家』『良いが悪い』『ドンジェ』『今日もあなたに太陽を〜精神科ナースのダイアリー〜』『いつかは賢いレジデント生活』『告白の対価』

パク・ヒョンスさん、知的なルックスのせいか弁護士役ばっかり演じてる気がしませんか?韓国ドラマ界では”弁護士専門俳優”なんて呼ばれてるらしいです(笑)。今回も肩書きは弁護士でしたね。
オ・ヨンオクとソンウチャン

1202号室:オ・ヨンオク(ペ・ヘソン)/ソンウチャン(チャ・スンベ)

マンション棟代表のオ・ヨンオクと、牧師のソンウチャン。一見上品そうに見えて、裏では住民間の差別を扇動していく、ドロドロした欲望の塊。
ペ・ヘソン代表作:『ヒエラルキー』『ナンバーズ』『今、私たちの学校は…』『法廷プリンス -イ判サ判-』
チャ・スンベ代表作:『白雪姫には死を』『カマキリ』『刑務所のルールブック』『悪人伝記』

ペ・ヘソンさんもチャ・スンベさんも、いろんなドラマでお見かけする名バイプレイヤーですよね。二人とも意地悪な役や嫌な役どころが多め(笑)。今回もその安定の”嫌な人”力を発揮してくれてました。

この人たちの胸糞悪さがあるからこそ、イ・キュヒョンさんみたいな「信じられる仲間」の存在が余計に尊く感じられるんですよね。

ゾンビもの好きへのおすすめポイント

『ハピネス』、いわゆる典型的なゾンビものとは少し違います。でも感染・パニックものが好きな方には間違いなく刺さると思います。

閉鎖空間でのサバイバルという設定はゾンビジャンルの王道ですが、このドラマの怖さの半分以上は「感染」じゃなくて「人間」から来てるんです。
住人たちのエゴがむき出しになっていく過程は、下手なゾンビより怖い(笑)。韓国ドラマらしい濃密な人間ドラマと、パニックサバイバルのハイブリッドとして楽しめる作品だと思います。

こんな人におすすめ

✅ おすすめ:ゾンビ・パニック系が好きな人/閉鎖空間サバイバルが好きな人/人間の本性が暴かれていく系のドラマが好きな人

❌ 注意:タイトル通りのハッピーな話を期待してる人/グロ・胸糞展開が苦手な人

個人的な感想まとめ(ネタバレあり)

ここから先はガッツリネタバレになります。まだ見てない方はブラウザバック推奨です🙏

正直、序盤から中盤にかけての緊迫感と人間関係の崩れっぷりは本当に見応えがありました。特にマンション内の住人たちがどんどん本性を出していく展開は、飽きる暇がないくらいのめり込んで見てました。

ただ、終盤の畳み方には少しモヤモヤが残りました。あれだけ積み上げてきた「感染症の正体」や「人間関係の対立」が、最後にすっきり回収されたかというと、正直物足りなさを感じたんです。
特に事態の収束の仕方が駆け足に感じられて、「え、そこもう終わり?」っていう置いてけぼり感がありました。

とはいえ、そこに至るまでの過程がとにかく面白かったので、総合的には満足度の高い作品です。だから評価は3.8。減点分はほぼ「最後の惜しさ」に集約されてる感じですね。

※本記事に掲載しているキャスト画像は、tvN『ハピネス』公式より引用しています。

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