ヨロブン、アンニョン!三度のメシより韓国映画にも沼るheekoです☆
ついに帰ってきました、あの国民刑事・ソ・ドチョル。
約8年ぶりの続編となる『ベテラン 凶悪犯罪捜査班』は、前作のような単純な勧善懲悪では終わりません。
「正義は本当に正しいのか」
「悪は誰が決めるのか」
スカッとするアクションはそのままに、今の時代だからこそ突きつけられる
少し苦くて、でも目を逸らせない問いが詰まった作品です。
『ベテラン』を観てきた人ほど、この変化にハッとさせられるはず。
今回は“ベテラン通”目線で、その進化をじっくり語っていきます。
作品情報
- 原題:베테랑2
- 公開年:2024年
- 監督:リュ・スンワン
- ジャンル:アクション/犯罪/社会派
- 前作:『ベテラン』(2015)
『ベテラン 凶悪犯罪捜査班』は何が変わったのか?
💥痛快!これぞ“信頼と安定”のカムバック!
8年ぶりの続編となる『ベテラン 凶悪犯罪捜査班』は、前作の良さをしっかり引き継ぎながらも、2025年の今だからこそ描ける“新しい正義”を突きつけてくる快作でした。
👿ユ・アインから交代!悪役のインパクトは?
前作で衝撃の悪役を演じたユ・アインに代わり、今作では新たなカリスマ悪役が登場。前作の「胸クソ悪さ」とはまた違ったタイプの悪に、観ているこちらも思わず拳を握りしめる展開に…。
特に現代社会の“特権階級”をテーマにした構成は、リアリティと皮肉が絶妙。イラ立ちとカタルシスのバランスが最高でした!
🔥リュ・スンワン監督×ファン・ジョンミンの黄金コンビ再び!
おなじみの**ソ・ドチョル刑事(ファン・ジョンミン)**は、やっぱり最高にカッコいい! 人情も熱さもユーモアも兼ね備えた“庶民派ヒーロー”として、今作でもキレのあるアクションとテンポ感で物語を引っ張ってくれます。
バディたちとのやり取りも健在で、ちょいちょい笑わせてくれるのも嬉しいポイント。
✨ベテランならではの“社会風刺”は健在
今回もやっぱり出てきます、韓国社会への皮肉と風刺。財閥、警察組織、SNSと世論操作――現実とリンクする部分も多く、「あ〜、こういうのあるある…」と思わされる場面も。
観終わったあと、**「こんな刑事が本当にいてほしい」**と願わずにはいられません。
キャスト紹介&推しポイント
◆ ソ・ドチョル役:ファン・ジョンミン

推しポイント
- 年を重ねたからこその“疲れ”が滲む演技
- 若さで突っ走らない、ベテラン刑事の説得力
- 正義に迷いながらも現場に立ち続ける背中
前作では「怒りで突き進む刑事」だったドチョル。
今作では、怒りだけでは解決できない現実に直面する。
それでも拳を下ろさない姿に、胸が熱くなる。
代表作
- 『ベテラン』
- 『国際市場で逢いましょう』
- 『哭声/コクソン』
- 『ただ悪より救いたまえ』
◆ 新キャラクター(若手刑事):チョン・ヘイン

推しポイント
- 正義感が強すぎて危うい
- まっすぐすぎる目が、時に怖い
- ドチョルとの価値観のズレが物語を動かす
彼は“次世代の正義”を象徴する存在。
正しいことを正しいと思いすぎる危うさが、
この映画の緊張感を一段引き上げている。
代表作
- 『よくおごってくれる綺麗なお姉さん』
- 『D.P. −脱走兵追跡官−』
- 『ある春の夜に』
- 『コネクト』
◆ 悪役ポジション(※詳細伏せ):新たな支配者タイプ

※ネタバレ回避のため名前は伏せます
推しポイント
- 声を荒げない
- 感情を見せない
- 「自分は正しい」と本気で信じている
前作チョ・テオのような“分かりやすいクズ”ではない。
むしろ、現代社会で一番厄介なタイプの悪。
この対比こそが『ベテラン 凶悪犯罪捜査班』の肝。
◆ オ・チーム長ほか、広域捜査隊メンバー

※画像は『ベテラン』のものを拝借(。-人-。)
推しポイント
- 相変わらずのチーム感
- 軽口の裏にある信頼関係
- 「この人たちがいるからドチョルが暴れられる」
派手さはないけれど、この“土台”があるからシリーズが成立している。
チョン・ヘインという存在が、『ベテラン 凶悪犯罪捜査班』を一段引き上げた
『ベテラン 凶悪犯罪捜査班』で強く印象に残るのが、
ソ・ドチョルの隣に立つチョン・ヘイン演じる若手刑事の存在感だ。

彼は単なる“次世代ポジション”ではない。
正義感が強く、まっすぐで、だからこそ危うい。
その未完成さが、物語全体に張りつめた緊張感を与えている。
チョン・ヘインといえば、
優しくて誠実、包み込むような役のイメージが強い俳優。
だがこの映画では、
正しさを信じすぎるがゆえに踏み込みすぎてしまう男を演じ、
これまでとは明らかに違う顔を見せてくれた。
感情を大きく爆発させるわけではない。
それでも、目の奥に宿る焦りや迷いが、
画面越しにじわじわと伝わってくる。
ソ・ドチョルが“経験を積み、現実の中で正義を知った刑事”だとしたら、
彼は、“正義を信じ、疑わずに突っ走る刑事”。

ドラマ『あなたが眠っている間に』でチョン・ヘインが演じていたのは、
正義感にあふれた、フレッシュで澄んだ若手警察官だった。
それに比べると、今回の刑事は、同じ正義感を持ちながらも、少し影があり、どこか危うい。
正しいと信じているからこそ、一線を越えそうになる瞬間があり、その危うさが観る側の胸をざわつかせる。
あの頃のチョン・ヘインが“光”だとしたら、
今回の彼は“影を知った正義”。
同じ警察官役でも、年齢と経験を重ねたことで、
ここまで違う表情を見せられる俳優になったのだと実感する。
こうして振り返ると、
『あなたが眠っている間に』を知っている人ほど、
『ベテラン 凶悪犯罪捜査班』のチョン・ヘインは確実に刺さる。
『ベテラン 凶悪犯罪捜査班』で一番イヤな存在は、あの配信者
『ベテラン 凶悪犯罪捜査班』で強烈な印象を残すのが、
悪役以上に不快感を放つシン・スンファン演じる配信者。

彼は暴力を振るうわけでも、黒幕でもない。
それなのに、観ていて一番イラつく。
理由はシンプルで、
**「正義を語りながら、責任は取らない存在」**だから。
実はこの人物、『ベテラン』にも登場している同一人物設定。
前作ではただの騒がしい野次馬だった彼が、
時代の流れとともに“配信者”という武器を手に入れ、
今作では世論を煽る厄介な存在へと進化している。
ベテラン通が感じる見どころ
✔ 前作との決定的な違い
- 悪が単純じゃない
- 正義が一枚岩じゃない
- 殴れば終わり、ではない
✔ それでも失われていないもの
- ドチョルの信念
- 現場の熱
- 観客に託される「どう思う?」という問い

こんな人に刺さる
- 『ベテラン』を何度も観ている
- 社会派×アクションが好き
- 勧善懲悪だけじゃ物足りない
- 韓国映画の“今”を感じたい
まとめ
『ベテラン 凶悪犯罪捜査班』は、前作の焼き直しでも、単なる続編でもない。
正義のアップデートに失敗したら、何が残るのか。
その問いを、ファン・ジョンミンという存在感で最後まで引っ張り切る。
シリーズものとして、ここまで誠実に“時代”と向き合った続編は、かなり貴重。


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